2005年ドッグショーレポート

8/28 全犬種クラブ展・札幌リバティドッグスクラブ(札幌市月寒グリーンドーム憩いの広場


天気は晴れ時々曇り
犬たちにとっては丁度いいお天気
暑過ぎることなく人間も本当に快適でドッグショーを満喫できる最高のお天気でした
この会場はショーをするには市内で近いし地面は土と草で足場もいいので最高なんだけど
フォルファミリーは大嫌いな場所なんです
理由は
★フォルママ辛口メモA★を見て下さい(このページの最後に書きましたァ〜)


ブリード
<ロッソ>

触診は良さそうな感じだったのに・・・


終わった途端にママに飛びつき
先生から「驚かせちゃった?ごめんね」と言われ・・・
ママが笑える余裕もちょっとアリ



触診の後をひいたせいかアップ・ダウンに影響が・・・


ラウンドはまァまァかな


うーん今日は微妙だな〜
リングに上がる前の調整も十分したんだけど・・・



総合
<ロッソ>



触診台に乗せた時にあっさりステイした時は調子が良い時で
なかなかきちんとステイをしない時は調子が悪い時
すぐにロッソの調子が分かります




フリーステイは良かったよ〜
先生に集中!


ラウンドも良かったけどなァ〜
今回は残念でした



★フォルママ辛口メモA★


このドッグショー会場は札幌市内で便利だし土と短い草が生えている為、犬の足にも優しいのでとってもいい場所だと思います。
ただ究極に最悪なのが見学に来られる方のマナーの悪さです。それでもまだ今回は「まし」なほう。前回5月29日にも同じ会場でショーが行われましたが、その時はもっと最悪でした。
ショー会場のリング際やテントを張っているパドッグの間をノーリードの犬が何頭もいるんです。本当に最悪!ノーリードの犬の側では、こちらは練習だってできやしない。
ママの怒りのピークが達したのは、ちょっと目を放した隙に我が家のサークルに外側からおしっこがかけられるという被害が・・・。はっきり言って、見付けていたら激怒していましたね。
ショー会場の奥の方では40頭くらいの犬が放牧状態といった無法地帯になっています。普段ノーリード犬たちが集まるような最悪な場所には出入りしない為、世間ではこんな悪行が横行しているのかを知って超驚きました。というか超ムカつきました。
放牧している広場前には駐車場と道路もあり、グルッと回れば車がビュンビュン通るような道路もあります。「自分の犬が交通事故で死んでもいい」と思っていなければ、あんなところでノーリードにするなんてできないと思います。
だいたい法律で犬の放し飼いは禁止されているのだから、最低限守るべきです。幸いイタリアン・グレーハウンドを放牧している方は居なかったのが、何よりも救いです。
今日は本当に辛口?いや〜、こんなのたいしたことないですよね。これを読んでムカつく人は放牧している非常識な方でしょうし、「うんうん、そうそう!」と思っている方はきちんと飼い主としてのルールを守っている方だと思います。
8月に北海道では、ノーリードでお散歩中の犬が道路に飛び出し運転中の車と激突後崖下に転落という死亡事故も起こっています。テレビでも報道され、飼い主がノーリードだったことから何らかの責任が問われることだろうという話もありました。
友人の話によると、最近はマナーの悪い飼い主さんのせいでリードをしていても公園内に犬を連れてお散歩することができないという公園が増えているそうです。札幌も時間の問題で同じようになるかもしれません。

私は公園内で放牧している人を見付けたらいつも注意しています。でもこれがまた面白いことに、素直に「ごめんなさい」って言ってすぐにつなぐ人もいれば、ふてくされてながらつなぐ人、つなぐ素振りも見せず犬に「早くこっちに来い!」と怒鳴りなっている人など反応も色々。態度が悪い人には、私ももう一言二言プラスさせていただいております。(笑)それでも言い返してくる人は皆無です。結局「いけないことをしている自覚はある」ということを考えると、始末におえないってつくづく思います。
でもこういう人って意外と若者ではなくて、ほとんど私(30代)より上の年代の人がとっても多いように感じます。40代50代60代にもなって、娘のような年齢の人間に注意されるなんて恥ずかしことだと思います。「小型犬だから」とか「ちょっとだけだから」とか「人がいないから」とかそんな言い訳は通用しません。日常的にそうしている人には自分の行いを恥じてもらいたいものです。

ショー会場でノーリードにしている人の話からお散歩中のノーリードにしている人にまで話の範囲が広がってしまいましたが、ここでショーを見学する人のマナーに話を戻しましょう。
私が通っていたトリマーの学校ではFCIインターナショナルドッグショーを見学する前に、学生に「ドッグショーのルール」と「見学者としてのマナー」を教える授業があります。見学者としてのマナーの中で先生がおしゃっていたのは、
@出陳犬には触れないこと(お化粧で仕上げてあったり被毛もセットしているので)。
A性格的に繊細な犬種もいるので「キャーかわいい!」と大声を上げながら(特に若い女の子)出陳犬に近づかないこと。これはハンドラーが犬のテンションなど調整してリングに向かう途中にこんなことをされたら、本番1発勝負のために前泊入りして時間的・金銭的にもかかっているオーナーに迷惑はなはだしいから。
Bパドック内また近距離で写真を撮る時には必ず許可を取ること。(犬を驚かせないため)
ということで、これだけは最低限守るようにと学生たちに話していました。

実際にオーナーハンドラーとして出陳する上で、私がその他に感じたことを付け加えたいと思います。
Cリング際にはたくさんの人だかりができています。なかなか最前列で見ることができない場合もあるかもしれません。よくお友達同士なのか、オフ会なのか分からない状態になっていることがあります。不特定多数の人が集まる場所なのでそれは全く構いませんが、ショーを見もしないでベラベラ話している人がリング際の最前列にいる必要はないのではないでしょうか。是非リングの犬をしっかり見に来られている熱心な方に譲ってあげて欲しいものです。ひどい人になるとろくろく座りもしないのに、イスを置いて場所取りしている人もいるくらいですから呆れることもしばしば。
Dまたリング際には出陳者(犬のオーナー)も見ています。リングに上がっている犬の悪口を言うのは止めましょう。リングに上がってもいないくせに犬にケチを付けている人が非常に多いのは同じIG飼いとして、IGが本当に好きなのか疑問にさえ思います。私は自分の好みを言うことは悪いことだとは思いません。例えばロッソくんはあまり好みではないけれどとかフォルツァくんは好みだとか、ロッソくんのどこどこが好きでどこどこが好きではないとか、レッドは好きだけどフォーンは好きではないとか、という具合に。
でも「あの犬は大きいからスタンダードを外れている」とか、「ショードッグは許せないくらい太っている」とかいう発言がオーナーたちの耳に入れば頭にくるのは当然のことですし、私たちにはエセ評論家は必要ありません。
国内ばかりでなく、海外においてもこのIGの世界は狭いものです。海外でショードッグの悪口を言ってもフォルママの耳は「超特大だんぼの耳」がしっかり2つ付いているのであなどれないことをお忘れなく〜。(笑)

ショーッドッグを作り自分のケネルの代表犬をリングに上げること、そしてその犬をリングに上げ続けるオーナーたちの努力とショードッグたちの努力がどれだけ大変なもので、オーナーハンドラーでチャレンジし続けるにはとても強い信念を持っていなければ到底できないということは言うまでもありません。
ショードッグにケチを付けたい人は、どうぞまずご自分もリングに犬を上げるという同じことをやってからにして下さい。恐らくご自分では到底できないから、ケチを付けるのではないでしょうか。
犬種向上を考えれば1頭でも多く、違うラインや違うタイプのIGがリングに上がり犬質を競うことは素晴らしいことですしそれを願ってやみません。
ドッグショーはスポーツです。リング外の無意味な悪口より、正々堂々リングでのお手合わせを心よりお待ちしております。




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